何故、女性役員を登用する企業のパフォーマンスは高いのか

2018.04.23


2018年6月にコーポレートガバナンスコード(CGコード)が改定されます。変更点に関していろいろな方とお話させていただいていますが、御立場によって着眼点が異なるというのもこのコードの多面性が見てとれまして、非常に面白いと感じています。

先日とある有識者の方(女性)が、このような事をおっしゃっていました。
「今回の改訂で画期的と感じたのは、実効性のある取締役会の構成員の要件として『ジェンダーや国際性の面を含む』とダイバーシティの観点が明確になった点です。」

女性が役員に就任するメリットとして、女性従業員のロールモデルとして機能するのだというお話がありました。これには同席した方々も「そういう効果はあると思う」と同意なさっていました。

私も実際に女性従業員の方とお話する際に、「我が社は女性従業員に頑張らせようと思って女性役員を登用したのだと感じます。」というお話を耳にすることは多いので、”女性を登用する”という行為自体が意味を持ち、内部の女性職員に対してメッセージを発している事になるのは間違いないでしょう。

また、業績に与える効果は統計的にも明らかで、経営陣に女性が1名以上就任している企業のROEや株価は、取締役が男性のみの場合と比べて高いパフォーマンスをあげているという強い相関関係が得られています。

 多様な意見をとり入れる経営者の姿勢が業績にプラスの影響を与え、それが評価されたという事でしょう。統計的データはCredit Suisseが出した調査結果に示されています(22ページあたりが該当箇所です)。ご興味ある方はご参照ください(英語)。




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