3月28日に『グローバル時代の英語コミュニケーション』研修が大手町フィナンシャルシティにて開催されました。定員を大きく上回る150名の方にお申込みいただいたとの事です。ご参加いただいた皆様、そしてJICPA(日本公認会計士協会)及びJFAEL(会計教育研修機構)の皆様、ありがとうございました。
3月末というお忙しい時期の、しかも18時半スタートといういかにも眠くなりそうな時間。前日、いえ当日まで、私たちはとにかくお話する内容を絞り込むことに集中しました。当日、メモをとっていただいている姿や、笑顔が見えたりすると、何となく嬉しくなったというのが正直な気持ちです。
当日は以下の内容をお話致しました。
Ⅰ.なぜ、英語が出来ると良いのか
・AI翻訳機進化の中で、人間には何が出来るのか(シュミレーション)
・機械翻訳を使用した場合の相手の印象、評価(事例紹介)
・コミュニケーションに失敗しないためのポイント
Ⅱ.海外企業や部門とのコミュニケ―ションのとり方
・まずは発想の転換を
・陥りがちな罠(事例紹介と考察)
・電話、メール、打ち合わせ等シチュエーション別対応策
Ⅲ.短期間で英語をマスターするには
・負のスパイラルに陥る人の顕著な傾向
・上達のセオリー
終了後、何人かの方に「楽しかったです」と声をかけていただきました。講師にはこういうちょっとしたコメントが嬉しいですね。小さな喜びですが、とても良い時間となりました。
質問タイムに、ご自身も海外駐在なさっていて国際的な会議の場に出席したご経験があるという方から、『やはり日本人は会議で発言しない。』という御意見がありました。
この点は以前インタビュー記事でも触れられている事ではあります。「ネイティブから見た日本人と英語」
講義でも触れましたが、一部のベンチャーや外資系企業等は別として、確かに日本人は日本語の会議でも発言が少ないという話をよく聞きます。
国際会議では日本人のみの会議とはまた環境が異なりますので、気持ちや発想を切り替えて積極的に発言してみては、と思います。そうしなければ、場から追い出される位の心づもりで(少なからずの場合、本当にそうなりますから)。
そしてもう一つ、気軽に失敗(もしくは予行練習)ができる場所があれば良いとも考えています。それが弊社の講座でも良いですし、他の場でも良いです。とにかく場が必要。
専門家はいわゆる一種の職人であるのだからコミュニケーションは下手でも良い。そういう人が組織に一定数いても良いという考え方もあるとは思います。
ただ、ビジネスパーソンとして働いてゆくならば、多かれ少なかれコミュニケーション力は必要になりますし、それこそ本講義で取り扱ったようにAIの進展によって、難解な計算式を駆使した正確な計算や、適切な条文を引用するといった類の職人技への需要は今後も減少してゆく方向にあるのではないでしょうか。こうした技能もコミュニケーション力と掛け合わせる事によって活きて来ると考える次第です。
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