本日は昨今話題のマインドフルネスについて。マインドフルネスと言えば、GoogleやIntelといったグローバル企業が社員研修に導入している瞑想の手法としても知られています。先日、ビルゲイツ氏がマインドフルネスについてコメントなさっていたのでその情報をシェアしたいと思います。
マインドフルネス、とは簡単に言うと”瞑想”のこと。いざ「瞑想」を自分の生活に取り入れるとなると、様々な理由から躊躇する方もいらっしゃるのではないでしょうか?ゲイツ氏も当初は例外ではなく、マインドフルネスに対し、懐疑的な見方をしていたようです。それが何故、どのように変わったのか?
以下、氏のことばを引用します。
”I now see that meditation is simply exercise for the mind, similar to the way we exercise our muscles when we play sports. For me, it has nothing to do with faith or mysticism.”
なるほど、現在は、瞑想を『単なる心のエクササイズ』と捉えて”おり、それはちょうど『スポーツをする時に筋肉を鍛える』事と似ている。ご自身にとって、瞑想は『信仰や神秘主義とは何の関係もない』という事です。
年齢を重ねるに連れて人から指摘されることも減少してゆきますから、自分で自分を見つめなおす機会を意識的に持つ事は必要であると思います。
”If you want to try meditation for yourself, one good way to ease into it—especially if you’re as skeptical as I was—is to pick up a copy of Andy’s book, The Headspace Guide to Meditation and Mindfulness.”
さらに、瞑想を自分でやってみたい方に対して、Andy Puddicombe氏の著書“The Headspace Guide to Meditation and Mindfulness”を紹介なさっています(とても可愛らしい表紙です)。かつてゲイツ氏がそうであったようにメディテーションに懐疑的な方に特におすすめだそうです。
この本を推薦する理由についてですが、メディテーションの効果についてのevidenceが示されている事を挙げていらっしゃいます。本の随所に大学等の研究機関のリサーチ結果が記されていました。
また、著者のアンディ氏はイギリス人で、もと僧侶。TED にスピーカーとして登壇なさった事があります。ご興味ある方は下記リンクをご参照ください。アメリカ人であるゲイツ氏が、アンディ氏の英語を“soothing British accent”(soothing:心地よい)と表現なさっているのも興味を惹きます。
私はこの本を読み、「座禅」を思い出しました。そう考えると、考え方自体は従来から存在するものの様に思えてくるものですね。現時点ではこの書籍の邦訳版は出版されていないようですが、平易な英語で書かれております。ストレス、集中力の低下、効率の悪さを感じている方は、年末年始に読まれてはいかがでしょうか?
筆者:KM
参照記事
Why I’m into meditation- Bill Gates
TED:All it takes is 10 mindful minutes-Andy Puddicombe(日本語訳有)
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