新年あけましておめでとうございます。
年が明けて仕事が始まると、外国人の方などから“What’s your new year’s resolution?”と聞かれる事があります。この場合、どうこたえたらよいでしょうか。
まず、resolutionの意味を確認しておきましょう。
resolutionとは、「解決する」という意味の動詞”resolve”の名詞形であり、「解消すること、解決すること」と言う意味が基本にあります。(resolution:a firm decision to do or not to do something.-oxford dictionary)
ですから、New Year’s Resolutionには、「悪癖を断つ、より良くする」というニュアンスが含まれます。
もし、冒頭の質問に対する返事として、『目標』について述べるならば My goal is to ~、『○○したいと思っています』と言うことであれば、I want to do~, I try to start~といった表現を用いるのがよいでしょう。
今年もresolutionについて皆さんと話をしたのですが、 ”Spend more time with the people that matter.” 大切な人にもっと時間を使う。(matter:重要である)とおっしゃった方がいて、なるほど、会社だけでなく個人も、選択と集中を意識する方が増えて来たなと感じました。選択と集中、と言う事に関しては”情報”についても同じことが言えます。こちらも最近耳にしたのですが、「『何があるか』以上にそこに『何が無いか』が重要だ」という言葉が非常に印象に残っていまして、神経を研ぎ澄ませて大事なことに集中する一年にしたいと思っています。
さて、New Year’s Resolutionとして、英語に関する課題を挙げた方もいらっしゃるかと思います。そこで、私がとあるグローバル企業の経営者の方から聞いた話をしたいと思います。
「世界を正しく見ようと思ったら、自分の事を正しく見ることが出来なければならない。そうすることで、相手の良いところが見えるようになる。見えるようになったとき、そこで知った良いものを皆に伝えたいと思うなら、英語を話そうという流れになるのは自然な事。」
「たしかに英語は出来た方が良いに決まっている。出来なければ即ダメだとは思わない。けれども皆で楽しめる位の語学力は必要である。上手い、下手に惑わされ過ぎないこと。」
英語を学習する目的はあくまでも、『自身の考えを伝え』、そして『相手の考えを理解する』事です。特にプロフェッショナルにはロジカルなコミュニケーション力が求められます。安易に人と比較したり、周囲に踊らされることなくコミュニケーション力を磨いてゆきましょう。私たちもより質の高い環境づくりに邁進して参ります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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