先日、サイボウズ副社長の山田さん、スタートトゥデイCFOの柳澤さん、サイバーエージェント取締役の曽山さんの3名が「成長ベンチャーにおける組織戦略について」お話する会があるというので出席させてもらいました。
参加なさった方から、こういう質問がありました。
「CFOにファクトを出して反論されてしまうとどうしても負けてしまうんです。
たとえば何か新規事業をしようというときに、『それやって業績あがるの?』と言われ、『うっ』と答えにつまってしまいます。このような場合、皆さんならどのように反応しますか?」
3人のうちのお一人が、「そういう場合は、何を大事にしているかを示すといいよ。」というようなことをおっしゃっていました。それはつまり、うちの会社の社会的使命は、ということを考え、示す事が大事だろうと言いたいのでしょう。
ファクトとは、数字のことなのですが、数字で説明できないものって沢山ありますよね。
新規事業は代表例です。やってみるまで結果はわからない。時代背景も、タイミングも、メンバーも違います。
たとえ過去に失敗してきたからといって、今度も失敗するとは限らない。
逆に過去に同じことをして成功したからといって、今度もまた成功するとは限らない。
そして結果がわからないからこそ、やる価値があるともいえます。
一方で、数字というのはとても説得力のあるツールで、人を簡単に論破できるだけの力を持つわけです。
だからこそ、正しく使いこなさなけらばならないし、人が正しく使いこなしているかを自身の目で判断して行かなければならないんですよね。たかが数字、されど数字、要は使い方です。
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