こちらのインタビューブログでは実際に英語を使って
グローバルにお仕事をなさっている方にご自身の経験をお話いただきます。
各方面のエキスパートの方々が、
皆様から寄せられた”英語に関する疑問”にお答えしてゆきます。
少しづつ更新してゆきますので、お付き合いください。
さて、今回はHさんに、
ネイティブスピーカーからみた「日本人と英語」についてお話いただきます。
Hさんは、小学校の5年間を日本で過ごした以外はアメリカで過ごされました。
アメリカの大学を卒業した後、アメリカでコンサルタントとして働かれ、日本企業を担当されていました。当初は日本への駐在を申し出ていらっしゃったのですが、日本の文化を経験しようと日本で就職することに。
その後は日本に活動拠点を移し、現在はNY上場の国際的企業の役員として
日本とアセアン諸国の経理部門を統括していらっしゃいます。
担当地域の従業員は数千人規模。
東京本社のほか、国内外に複数の工場があります。
社長はアメリカ人。経理部では国内外に部下が70人。
現在は日常会話の60%が英語ということです。
Hさんがいらっしゃったようです。
●アメリカ生まれのアメリカ育ち
L 「本日はどうぞよろしくお願いします。
では、まずご経歴から質問してみたいと思います。」
L 「Hさんは日本のご出身でしたか?」
H 「生まれはアメリカです。」
L 「えっ、そうなんですか!」
H 「実は日本にいたのは小学校時代の数年だけでした。
ですから日本に来た当初は日本語があまりできませんでした。」
●日本語の習得に苦労しました。
L 「そういえば、私がはじめてお会いしたときも、日本語のあいさつの後、
あとは英語で話させてくださいとおっしゃっていましたね。」
H 「そうでしたっけ。それはビジネスで有利になるように計算したのかも
しれません(笑)。」
L 「そうだったんですね。気づかなかった(笑)。」
「現在は日本語もネイティブレベルになっていらっしゃいますが、
どちらで勉強なさったのですか?」
H 「自分で勉強しました。読み書きだけが苦手だったので、日経新聞の記事の中
からわからない漢字を転記したり(笑)。 だいたいできるようになった時点でや
めました。」
L 「どこが難しかったですか?」
H 「敬語の使い分け、そして話す相手の年齢の違いによって
言葉の使い方が変わるので苦労しました。」
L 「そういう意味では英語のほうがわかりやすいという事でしょうか?」
H 「そうですね。英語には丁寧語はありますが、日本語ほどはバリエーションは
ありませんから。両方比べると英語の方が楽に感じ ますね。」
L 「英語の方が楽!」
「そのあたり、是非教えていただきたいです。」
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